OMEN45Lと40L、どっちがおすすめか!?
今回はHPのゲーミングブランド「OMEN」のOMEN40LとOMEN45Lならどちらがおすすめか!を私の個人的見解で話していきたいと思います。
両機種ともスペック的にはゲームや動画編集を行うには申し分ないスペックではあるのですが、冷却面での性能に結構差が出てきているようです。
発売当初のスペックを見た時に懸念していたのですが、OMEN40Lの方は冷却性能・静音性への不満がいろんな方のレビューを見ていると出てきているようです。
結論から言うと私の個人的は意見としては「おすすめなのは45L」です。
45Lをおすすめする一番の理由は「冷却性能の差」です。
OMEN30Lでの不満点
私は昨年「OMEN30L」を購入して、ゲームをしたり動画編集の書き出し中にパソコンの音がかなりうるさかったのです。
その原因としてはPCが高温のなり、ファンが冷却するためにかなりの高回転で回っていて騒音を発生していました。
ゲーム(APEX)を最高画質くらいでプレイしている時の温度を計測しました。
CPUの最高温度の91℃
グラボの最高温度も98℃
かなり高温になっており、冷却するためにファンが高回転し騒音を発生していました。
PCの各パーツにもかなりのダメージを与えてしまっていました。
その後、いろんな対策を行いました。
画質やフレームレート下げる。
吸気ファンと内部ファンを増設
CPUグリスの塗り替えなどおこなってCPU・グラボともに最高温度を70℃台まで下げることが出来ました。
しかしながら、CPU冷却はデフォルトの120mmの簡易水冷を使用し続けています。
ケースの構造上、240mmの簡易水冷クーラーやサイドフロー型の空冷クーラーへの変更が出来ませんでした。
拡張性能が30Lのケースにはなかったのです。
冷却性能
OMEN40L 冷却装置 | ケースファン:前面2基 CPUクーラー:120mm簡易水冷クーラー |
OMEN45L 冷却装置 | ケースファン:前面3基 背面:排気ファン1基 CPUクーラー:240mm簡易水冷クーラー 新冷却システムCryoチェンバー搭載 |
OMEN40Lは先代の30Lで不評だったCPUの冷却は120mm簡易水冷クーラーを採用。
いろんな方の40Lのレビューや検証データを見ると、
・120mmの簡易水冷クーラーではゲーム時に画質の設定が高いとCPU温度が90℃くらいまで上昇
・ファンが高回転になって騒音も発生!
しているとの事です。
エアーフローももちろん大事ですが、肝心なCPU冷却が120mm簡易水冷クーラーだと弱いです。
一方、45Lの方は高画質・高フレームレートでゲームをしてもCPU温度も70℃くらいで安定していて、静音性もかなり高くかなりの高評価です。
価格を比較
価格面を観てみるとYoutube動画をアップしたとき(2022年6月2日)より値上げが行われているようです。
下の表は2022年5月時点での価格となります。
OMEN40L | ハイパフォーマンスモデル(メモリ16GB):23万6500円 ハイパフォーマンスプラスモデル(メモリ16GB):25万4100円 ハイパフォーマンスエクストラモデル(メモリ32GB):27万5000円 |
OMEN45L | ハイパフォーマンスモデル(メモリ32GB):34万4000円 エクストリームモデル(メモリ32GB):40万7800円 |
40Lと45Lの価格差は
・メモリ容量の違い
・グラフィックボードの違い
・ケースファンの数
・CPUクーラーが120mmと240mmの違い
・ケースの違い
価格に関しては7%OFFクーポンや10%OFFのクーポンが発行されてますので上記よりは安く購入出来ます。
また、価格ドットコムモデルも販売されてしており、こちらからも通常よりかは安く購入が可能です。
40Lの冷却性能アップ
冷却性能面、快適性はやはり45Lの方がワンランク以上は上の様に感じます。
簡易水冷クーラー・ケースファン・新冷却システムの恩恵でかなりOMEN45Lの冷却性能がアップしています。
40Lのケースは拡張性も考えられ設計がされていますので、冷却性能アップをパーツ交換・増設することで可能です。
下記の3項目を行うだけで40Lの冷却性能・静音性はかなりアップすると思います。
PC上部に240mm簡易水冷クーラーが設置可能ですので、現行の120mmから240mm簡易水冷クーラーに変更
PC上面に簡易水冷クーラーを設置すると背面に排気ファンが取り付けれるようになるので、排気ファンを1基増設しPC内の熱を廃熱する。
前面には吸気ファンが2基ですが、もう1基増設し外気導入を増やす。
まとめ
OMEN40Lと45L、価格差が10万円以上にもなります。
45Lがおすすめな方は、
・高画質・高フレームレートでゲームがしたい方
・ファンが高回転になって騒音が発生しない静音性を求める方
・PCへのダメージを減らして長く使用したい方
等を求める方はOMEN45Lをおすすめします。
ですが、価格差はあれども40Lもかなりハイスペックでゲームをするには十分な性能ですので、コスパ重視の方は40Lがいいかと思います。
夏場は特にPCが高温になりやすいので定期的に温度計測を行った方が良いです。
温度計測はOMENゲーミングHubやMSIアフターバーナーなどもおすすめです。